『モアナ 南海の歓喜』




ドキュメンタリー映画の父、ロバート・フラハティ監督が1926年に撮影した、サモアの島の人々を瑞々しく映し出した映画『モアナ』 当時サイレント映画だったものを、その50年後、監督の娘モニカが再び島を訪れ、リアルな島の音を録音し、島の人々の協力を得てアフレコを施し、1980年『モアナ 南海の歓喜 サウンド版』を完成させます。 さらに、美しい2Kデジタルリストア版(サウンド版)となって今回劇場初公開、上映は来週までということで滑り込み、神保町の岩波ホールに観に行ってきました。 今から100年も前のサモアの島と人々の姿。 それだけでもドキドキしました。 モノクロなのにはっきりと伝わってくる、葉の青々しい色や匂い、透き通る海の美しさ、人々の純粋な“生”の輝き… 私が特にワクワクしたシーンは樹木の皮を剥いで叩いて作るTapa(ハワイ語ではKapa、樹皮布)作りや、Kava(ハワイ語では'Awa、古代儀式に使われたお酒のような飲みもの)作り。 写真や絵や文献でしか知らなかったことが、100年前のサモアの女性たちが目の前で作ってる…こんなワクワクすることってないです。 アフレコで挿入されている島の人々の“調べ”もうっとりするほど美しく… ポリネシアが好きな人、特にフラやタヒチアンダンスを学んでいる人たちにとってはワクワク尽くしのドキュメンタリー映画だと思いました。タトゥーを入れる儀式のシーンは一緒になって悶絶しますが… 東京は来週で終わっちゃうので、行ける方はぜひぜひおススメです♡
#モアナ南海の歓喜 オフィシャルサイト https://moana-sound.com/